P18P19 国立国会図書館蔵
P19
(読み)
ひてさと可
ひでさとが
ふせ
ふせ
せい
ぜい
これを
これを
ミて
みて
あいつの
あいずの
のろしと
のろしと
こゝろへ
こころえ
よせ
よせ
き多る
きたる
ミん奈
みんな
いそけ\/
いそげいそげ
あ連\/
あれあれ
あい川の
あいずの
のろし可
のろしが
あ可る
あがる
かう
こう
らち可
らちが
あ可奈いてハ
あかないでは
のろし\/
のろしのろし
(大意)
秀郷が伏せ勢はこれを見て、合図の狼煙(のろし)とおもい、押し寄せてきた。
伏せ勢「みんな急げいそげ。あれだあれっ、合図の狼煙(のろし)が上がったぞ。こうも決着がつかないとは、遅い遅い(狼煙と鈍(のろ)い洒落)」
(補足)
「伏せ勢」、『伏兵(① 奇襲を目的として,ひそかに隠れている軍勢)に同じ』
提灯の「俵」は何度か出てきていますが、藤原秀郷の異名「俵藤太」。
伏せ勢二人はどことなく稚拙な感じですけど、髷もちゃんと描いています。
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