P14P15 国立国会図書館蔵
(読み)
ひでさと
ひでさと
これを
これを
ミてい王く
みていわく
王れハ
われは
志ん王尓
しんのうに
まさりて
まさりて
す可多可
すがたが
八 ツあり
やっつあり
於まへの
おまえの
目尓ハ
めには
見へまい
みえまい
此 め可年で
このめがねで
ミ給 へと
みたまえと
こま可多の
こまがたの
め可゛年や二て
めが ねやにて
可いし
かいし
八 角 め可゛年
はっかくめが ね
尓天
にて
す可多を
すがたを
ミせる
みせる
(大意)
秀郷、これを見て曰く「おれは親王より多く、姿が八つある。お前には見えまい。この眼鏡で見てご覧なされ」と、(浅草は)駒形の眼鏡屋で買った八角眼鏡をかけさせて姿を見せた。
(補足)
「こま可多」、浅草寺の雷門の南側、赤茶正方形の小さいお堂。
「め可゛年や」、買物独案内より。出店もあった。
将門の左目ををふさぐ手がなんとも小さくてかわいらしい。
八角眼鏡は実際にこの絵のようなものだったらし。
0 件のコメント:
コメントを投稿