P17
(読み)
◯第十七圖
だいじゅうななず
二鈴 の者しを尓ぎりうしろ尓たるゝとき尓
にれいのはしをにぎりうしろにたるるときに
右 の足 を一 歩まへ尓ふみ多゛し再 び右 の足 を
みぎのあしをいっぽまえにふみだ しふたたびみぎのあしを
のけつ
のけつ
から多゛をますぐ尓
からだ をますぐに
奈す時 尓
なすときに
十八図の
じゅうはちずの
如 く二鈴 を阿げてかしらの上 尓
ごとくにれいをあげてかしらのうえに
(大意)
◯第17図
二鈴の端を握り、うしろにたおしたときに
右の足を一歩前に踏み出し、再び右の足を
戻しながらからだをまっすぐにするとき
18図のように二鈴をあげて頭の上に
(補足)
動きがやや激しく大きくからだを使う運動です。第18図に続きます。
変体仮名とおなじ読みの平仮名が混在しています。
「尓ぎり」、変体仮名「尓」(に)は英小文字筆記体「y」にそっくりです。
「たるゝ」、ここでは平仮名「た」が使われてますがこのあと「ふみ多゛し」「から多゛」では変体仮名。「み」と「か」は「ミ」、「可」が使われてません。「る」の変体仮名「留」は平仮名「る」の書き出しの横棒がないかたちです。
変体仮名「奈」(な)、変体仮名「阿」(あ)が使われています。
点線の青年の表情がにこやか♪
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