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(読み)
◯第五圖
だいごず
手のかうをそと尓むけすゞをたひら尓
てのこうをそとにむけすずをたいらに
右 左 りの手をか王る\/
みぎひだりのてをかわるがわる
うへ尓あげ
うえにあげ
もろ手を
もろてを
くゞめて二鈴 をむね尓とる十 一 呼
くぐめてにれいをむねにとるじゅういっこ
又 ハ十 二呼尓て左 りの手をくゞむる奈く上 よりさげること
またはじゅうにこにてひだりのてをくぐむるなくうえよりさげること
右 の手をくゞむる奈く下 よりせい めん尓阿げとも尓二鈴 を打(うつ)
みぎのてをくぐむるなくしたよりしょうめんにあげともににれいをうつ
(大意)
◯第五図
手の甲を外側に向け、唖鈴を平らにして
左右の手をかわるがわる上にあげ
両手を曲げて二鈴を胸の位置に戻す。
11呼または12呼で左の手を曲げることなく
上より下げること。
右の手を曲げることなく下より正面にあげ
共に二鈴をうつ。
(補足)
「すゞをたひら尓」、「ゞ」が「・」になってますが、文意のながれから唖鈴のことでしょう。平仮名「た」がでてきました。
「か王る\/」、変体仮名「王」(わ)と「る」がくっついています。
「くゞめて」、「屈む」(くぐむ)はかがむなので前かがみに姿勢を低くすること。なので両手を曲げるの意としました。
次の動作がよくわかりませんが、「11呼または12呼で」、左の手を伸ばしたまま正面の位置に水平にして、右の手も伸ばしたまま下より正面にあげて、二鈴をあわせる、ということでしょうか。一連の運動の最後は腕を伸ばしたまま胸の位置に戻すということだとおもいます。
「せいめん尓阿げ」、変体仮名「阿」(あ)。
モデルの髪型が現在と全く変わらないのがおもしろい。
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