2021年5月6日木曜日

唖鈴体操術 その3

P2

(読み)

◯第二圖

 だいにず


もろ手をたれ多る

もろてをたれたる


まゝつよく二鈴 の

ままつよくにれいの


かうの方 尓て

こうのほうにて


志多のくう

したのくう


ちやうをうち

ちゅうをうち


(一)ふ多つの唖鈴 をむね尓とり手の甲 をそと尓むけ

   ふたつのあれいをむねにとりてのこうをそとにむけ


(二)図の如 くつよく両  手をまへ尓の者゛し

   ずのごとくつよくりょうてをまえにのば し


(三)二鈴 の甲 端 尓てぜんめんの空 中  をうつ事 八呼

   にれいのこうたんにてぜんめんのくうちゅうをうつことはっこ


(大意)

◯第二図

両手を下げたまま強くニ鈴の

甲の方で下に強く振り下ろし

(一)二つの唖鈴を胸の位置に戻し手の甲を外に向け

(二)図のように強く両手を前に伸ばし

(三)二鈴の甲端で前方の空中を打つ

八呼

(補足)

「八呼」は八回繰り返すことかとおもったら間違いのようです。

全国ラジを体操連盟のHPに次のようにありました。

『体操での一連の動作の掛け声で「イチ、ニィ、サン、シィ」を4呼間といい、「イチ、ニィ、サン、シィ、ゴォ、ロク、シチ、ハチ」を8呼間といいます。ラジオ体操の各運動は、4呼間を4回繰り返したり、8呼間を2回繰り返すのがほとんどです。お一人で体操を行う際は、「イチ、ニィ、サン、シィ・・・」を繰り返しても、ご自分が何回目の繰り返し運動を行っていることが分かっていますので、次の新しい運動に入る際に間違えることはないかと思います。しかしながら、大勢の方と一緒に体操を行っている場合は、「ニィ、ニィ、サン、シィ・・・」と、今、何回目の繰り返し運動を行っていますよと伝え、次の新しい運動に入る際に間違えないようにする伝達方法になります』

 この運動は1唖鈴を下に振り下ろす2胸に戻す3前方に突き出す4胸に戻すで「イチ、ニィ、サン、シィ」の4呼間となります。八呼ですからこの動作を二回繰り返すことになります。

「まゝつよく」、「ま」が特徴的。「つよく」がなんだろうとおもいましたが、「二」に「つよく」とあり、「よ」の一画目が「ゝ」のようになっているのでした。

「二鈴のかうの方」、「かう」は「甲」で球状の部分のことでしょうか。

「両手を」、「両」のくずし字、くずし字はかたちで覚えるしかなさそうです。

「うつ事」、「事」のくずし字が「る」ににてます。

 

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