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(読み)
◯第一圖
だいいちず
生 徒えんし由うを者じむるまへ尓
せいとえんしゅうをはじむるまえに
から多゛の少 しも
からだ のすこしも
い可゛まぬ
いが まぬ
やう尓
ように
きをつけ王きめも
きをつけわきめも
奈さて教 師の号 令 を
なさてきょうしのごうれいを
まねてえんしゆうを
まねてえんしゅうを
者しむ遍゛し
はしむべ し
(大意)
◯第一図
生徒は演習を始める前に
体を少しの怪我もしないように
気をつけ、集中して
教師の動きをまねて
演習に励むべし
(補足)
頁の半分をしめるデカイ角印は「東京図書館蔵」とあります。大意はあってるとおもいますが、重なってしまっている文章がよくわかりません。いくつか読み違えているかも。
明治7年出版「小学必携體操圖解」田邉良作著のモデルだった子どもが12年後に青年になって再度戻ってきたような感じのモデルです。
「者じむる」、変体仮名「者」(は)、「む」の後半が右下に流れます。
「い可゛む」は「歪む」(ゆがむ)で、曲がったりねじれたりして物の形が正しくなくなるの意ですから、怪我をしないようにではなく、教師の動き(をよくなぞって)と同じ様に気をつけなさいということかもしれません。
「者しむ遍゛し」、「者しむ」は「はげむ」でしょうか?「始める」でしょうか?
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