2026年4月12日日曜日

日本山海名物圖繪巻之二 その7

P12P13 国文学研究資料館蔵

(読み)

杣 人

そまびと


山 中  尓て木を切 て渡世春る者 を杣 といふおよそ奥 山 尓てハ

さんちゅうにてきをきりてとせするものをそまというおよそおくやまにては


い可奈る大 木 を切 たを須とても枝 奈ど打 ことハなく只

いかなるたいぼくをきりたおすとてもえだなどうつことはなくただ


者しめより根の所  をまさ可り尓て切 たを春奈り和哥尓ハ木曽能

はじめよりねのところをまさかりにてきりたおすなりわかにはきその


杣 人 を専 尓よ免り木曽ハ信 濃 国 尓て奥 ふ可起大 山 奈り杣 人 の

     せん

そまびとをせんによめりきそはしなののくににておくふかきおおやまなりそまびとの


分 入 山 の道 志るべ尓ハ小木 を切 可けて目印  と須古れ枝折 といふ

王けいる                           しおり

わけいるやまのみちしるべにはこぼくをきりかけてめじるしとすこれしおりという


和哥尓もよめり栞 の字杣 人 の道 志るべの事 奈る由 設 文 尓見え多り

       可ん

わかにもよめりかんのじそまびとのみちしるべのことなるよしせつぶんにみえたり

(大意)

(補足)

「」、『しおり しをり【栞・枝折り】〔動詞「枝折る」の連用形から〕

① 本の読みかけのところに挟んでしるしとする,細幅の紙片やひも。

③ 山道などで,木の枝を折っておいて道しるべとすること。また,その道しるべ。「―を尋ねつつも登り給ひなまし」〈今昔物語集28〉』

 なるほど、「栞」は「枝折り」からきているのですね、ひとつ賢くなりました。

 二人一組で横挽鋸を使い切り倒した木を切っています。裸足でこの作業はしなかったとおもいます。また左上、斧で松を切り倒そうとしてますが、切り口をこんなふうにすることはありません。絵師は実際に見てなかったようです。

 

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