2026年4月22日水曜日

日本山海名物圖繪巻之二 その17

P32 国文学研究資料館蔵

(読み)

尾張 大 根

お者り多いこん

おわりだいこん


大 根 甚  多大 き尓して風 味かろく大 上  品 也

              ふうミ

だいこんはなはだおおきにしてふうみかろくだいじょうひんなり


日本 尓天大 根 の㐧 一 奈るへし江戸ねりま

にほんにてだいこんのだいいちなるべしえどねりま


大 根 大 きさ尾張 大 根 尓おとら須゛然  共 風 味ハ尾張 より毛

だいこんおおきさおわりだいこんにおとらず しかれどもふうみはおわりよりも


者る可尓於とれり江 州  伊吹 大 根 又 名 物 なり尾張 大 根 尓

はるかにおとれりこうしゅういぶきだいこんまためいぶつなりおわりだいこんに


おとら須゛摂 州  倉 橋 江口 木津等 より出る大 根 又 名 物 奈り

          くら者し

おとらず せっしゅうくらはしえぐちきづとうよりでるだいこんまためいぶつなり

(大意)

(補足)

「江州」、『近江国』。

「摂州」、『摂津国。現在の大阪府北中部の大半と兵庫県南東部』。

 練馬大根がこの当時から、名前があがるほど有名とは知りませんでした。

それにしても、この尾張大根、いくらなんでも大きさ強調しすぎ!かついでいる人の2,3倍はある。この大きさ二本を2人でかつげるわけがありません。

 幕末に海外からいろいろな人たちが日本にやってくるようになって、日本の春画が他の浮世絵や錦絵とともに人気となりました。そしてそこに描かれている日本人の男根(大根ではありません)の巨大さに、一時は日本人ものはこれほどにすばらしく大きいのだと信じられたという話があります。

 前頁のでかいかぶらも強調したいあまりに大きく描かれていそうです。

 

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