表紙
見返し
(読み)
表紙の題名のところにラベルがあります。「開化地獄論前編」でしょうけど。
見返しには「開化地獄ろん前編」。やっとこは歯を抜くのではなく舌を引っこ抜くため。丸い鏡は浄玻璃の鏡(じょうはりのかがみ)というもの、亡者(もうじゃ)の生前のすべてのおこないを映し出すというすぐれもの。子どもたちはこの見返しで少し顔がひきつりビビりそう。やっとこのサキッチョがやけにリアルでパチパチと音がきこえてきそうです。鏡の周囲の飾りはどこか毒々しくて不気味です。
(大意)
略
(補足)
前回の「朝日奈嶋逥り」と同じく出版人勝木吉勝の豆本。御届も価格も同じです。
前編と後編の表紙を並べてみます。
いやはや迫力満点。本屋の店頭にはこうして2冊を並べたのでしょうね。うちのせがれたちは最近ナマいうようになりやがったからこれでチトびびらっせかなナンテいって、これなら売れそう。閻魔大王をにらみ返す小僧の面構えが負けてない。少し体を引きつつも「なにぉ〜っ」てむかっていく気持ちがあふれている。豆本の内容はこの小僧の気概がたのもしい。
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