奥付
(読み)
明治十五年五月廿二日出版御届
東京府士族
編輯兼出版人 勝木吉勝(かつきよしかつ)
下谷區數寄屋町十五地
定價二銭
(大意)
略
(補足)
縦の線がフラフラしてますけど活字を使っている。活字は宣教師が持ち込んだものや秀吉が朝鮮より持ち帰ったもの、またその後、家康が駿河版といわれた銅版活字などが有名だが、定着せず木版が全盛を誇った。しかし明治になり急速に普及し木版はすたれ現在に至る。勝木吉勝はいわばその進取の気風をしめしたかったか?でもこの豆本はお世辞にも出来が良いと言えないどころかむしろ悪い部類。それなのに定價二銭は他の豆本が壹銭五厘だから高い。
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