P6P7見開き
(読み)
こく
こく
ふうを
ふうを
のこる可多
のこりかた
奈く
なく
へめぐりて
へめぐりて
こゝより
ここより
とをくも
とおくも
あらぬ
あらぬ
小びと
こびと
じ満へ
じまへ
由かん
ゆかん
と▼
と
▼びん
びん
せん尓のり
ぜんにのり
可い志やう
かいしょう
つゝ可゛奈く
つつが なく
むこうの
むこうの
(大意)
とくにこれといった風俗習慣もなく
巡りました。
ここからそう遠くもない
小びと島へ行こうと
ちょうどそこに向かう船があり、それに乗って
海は荒れることなく
向こうの
(補足)
「こくふうをのこる可多奈く」、「こくふう」はお国ぶりと理解、「のこる可多奈く」は残っているところがないと理解、しましたがうーん・・・
その次の「へ」は何でしょう?不明です。
「便船」、ちょうど都合よく出る船。また、その船に乗ること。とありました。
「海象」(かいしょう)、海洋における自然現象の総称。
現在では使われない言葉がたくさんでてきてますが、はてさて正しい解釈かわかりません。当時でも、もっと低年齢の子ども向けに簡単な表現があったのではないかとおもうのですけど。
脚長島も手長島も、テナガザルが住んでる島と考えれば実際にありそうです。全頁で朝比奈は左手に白い食べ物を与えてましたが、この頁では左手に愛用の螺旋煙管、右手に煙草道具一式を持っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿