P.4右半分
(読み)
お奈げき
おなげき
奈さると
なさると
いへバ
いえば
ぢゞい
じじい
しか\゛/
しかじか
の■
の
■こと奈りと者奈
ことなりとはな
せバうさ起゛
せばうさぎ
そん奈ら
そんなら
王し可゛
わしが
(大意)
お嘆きなさっているのかと聞けば
じじいはかくかくしかじかのことがあったと
答えました。
うさぎはそれならばわしが
(補足)
うしろの大きく燃え上がる炎は
もちろんたぬきの背中から立ち上がっているもの。
うさぎのいでたちがものものしい。
両手に持っているのは火付け道具にしては
ちょっとそうみえないし何でしょうか。
背負っている薪の下に見えるのは斧の刃先のようにみえます。
薪の側面、子どものいたずら書きみたいな顔にみえます。
「者奈せバ」、変体仮名「者(は)」は「む」の「す」のあとがそのまま右に流れたり下がったりするかたちになります。
「王し可゛」、変体仮名「王(わ)」は漢字の「已」のような形。
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