P.3下段
(読み)
ぢゞいハ
じじいは
そん
そん
奈らい満のハ
ならいまのは
者゛ゞアをくい
ば ばあをくい
し可とて▲
しかとて
(大意)
じじいは
そんなら今の(わしが食った汁)は
ばばあを食ってしまったのかと
(補足)
下段から始まります。
前回説明したとおり、じじいはババアに化けたたぬきがババアを殺して料理した汁をたぬき汁とおもって食べたのですが、そうではなかったことがわかり愕然としているところです。
憎(にっく)きたぬきは夕焼けを背景に、うまくいったうまくいったとご満悦、笑顔でスキップして逃げてゆきました。
「い満のハ」、「8」にみえますが変体仮名「満」(ま)です。
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