P.10
(読み)
ことをぢゝひ尓
ことをじじいに
者奈して
はなして
与ろこ
よろこ
者゛せめで
ば せめで
多く年を
たくとしを
おくり个る
おくりける
めでたし\/
めでたしめでたし
(大意)
(かたきうちを果たした)事をじじいに話して
喜ばせました。
めでたく年をおくることができました。
めでたしめでたし。
(補足)
でだし「こと」が「ここ」にもみえますが、それでは意味が通じません。
「与ろこ者゛せ」、「与」がわかりにくい。
「年」が楷書のようになってます。古文書ではたいてい「◯」に「丶」のくずし字です。
うさぎのふっくらした腹のへそがかわいらしい。瞳が赤ではなく黒でつり上がっている。
櫂を振り回している右手が下になってます。左利きなのでしょうか。
有名な北斎の神奈川沖浪裏を意識したのか、浪の描きこみがなかなかですし、舳先の先の浪の砕け方や右下のたぬきに襲いかかるような波はどうみても北斎のパクリであります。
その波間に落とされたたぬき、ケツの赤ふんが目を引きます。
たぬきの右足の後ろにある紺色のものはたぬきが乗っていた船のように見えますが、うーん・・・
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