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(読み)
可の志るを
かのしるを
くい可け連
くいかけれ
バ者゛ゞハ多ぬ
ばば ばはたぬ
きと奈つて
きとなって
尓げさり
にげさり
个り
けり
(大意)
この汁を食わせると
ばばはたぬきになって
逃げ去りました。
(補足)
おぉ〜こわ!たぬきの顔がじじいをにらみ、ばばの死骸を入れた汁をお椀に入れています。
汁鍋にはちゃんと鍋敷きがあります。左のおひつは大きく立派。
尻尾が見えてますよ。
「くい可け連バ」、変体仮名「連」(れ)が悩みますがここまで何度かでてきているので大丈夫です。
「かける」は辞書にたくさんの意味があります。ここでは「他にある作用を与える。他に影響を及ぼす」をとりました。
「个り」、変体仮名「个」(け)。
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