P.2下段
(読み)
▼奈
な
ハを
わを
と可
とか
せて
せて
む起゛を
むぎ を
つ起
つき
い多り
いたり
し可゛
しが
者゛アの
ばばあの
ゆ多゛ん
ゆだ ん
を
を
みて
みて
(大意)
縄をとかせて
麦をついていましたが
ばばあが油断したところをみて
(補足)
この場面はばばあがたぬきにしめ殺されるところです。
このあとの二丁と三丁が落丁しているのですが、どうも意識的にというか何らかの圧力があったためなのか作為が感じられるところです。
というのは、たぬき汁にされそうだったたぬきがばばあをだまし、ばばあをババア汁にしてしまったうえに、たぬきはばばあに化けてじじいにそのババア汁を食わせてしまったからです。なんとも残虐な展開なのです。それがちょうど二丁と三丁にあたるのです。
ちがう豆本の「カチカチ山」ではその箇所はそのままになってます。
その部分を抜いてしまったので頁数が足りなくなってしまいますので、このあとで今度は四丁目を足しています。たんに抜いただけなら頁数が足りないままなところわざわざ勘定をあわせることをしているのですからどうも疑わしいのであります。
「みて」、「み」はほとんどカタカナ「ミ」ですが、ここでは平仮名。
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