表紙
(読み)
国政筆
くにまさひつ
かち\/山
かちかちやま
(大意)
略
(補足)
明治18年出版、画工も出版も佐藤新太郎。前回の小林英一郎が明治13年でした。佐藤新太郎はその豆本を目にしていることは確実だろうと思われます。
「政」のくずし字が元の字と似ても似つかないようにみえます。くずし字ではよくありますが、偏と旁は左右の位置にあるものを上下にもってきます。最近できた奈良文化財研究所史的文字データベース連携検索システムで確かめてみるとひとつだけ例がありました。くずし字辞典にはありませんでしたので、それほど目にするくずし字ではないようです。
同じ柄のうわっぱりを羽織っている二人、青の方は右手にたぬきのお面、左手に櫂。赤の方は右手に櫂、左手はラベルに隠れていますが兎でしょう。漁師ですね。背景全体は明治赤。
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