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(読み)
む可ふ
むこう
うらの
うらの
のら禰こ
のらねこ
可゛おうや
がおうや
きゝ天
ききて
さ王起゛
さわぎ
たてる
たてる
由へいつ
ゆえいっ
そ二疋で
そにひきで
いづれへ
いづれへ
(大意)
向こうの裏の野良猫が
大家が耳にして騒ぎ立てるので
いっそ二匹でどこかへ
(補足)
「む可ふ」、「ふ」が小さいのですが「ふ」だとおもいます。
「きゝ天」、変体仮名「天」(て)に濁点がついていますが、よくある間違いでしょう。
「さ王起゛」、変体仮名「王」(わ)は「已」のような形。変体仮名「起」(き)の濁点は正しい。
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おコマののる屋根は瓦のようですが、ふくのほうは色が赤なので銅葺きのよう、豪華です。きっと紺縦縞に暗い瓦の色では映えないので構図と色でバランスをとったのでしょう。左脇には蔵もあります。
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