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(読み)
ごん本゛の春け多゛ち
ごんぼ のすけだ ち
尓て多いぢしゐん
にてたいじしいん
き与へも
きょへも
きさん可奈
きさんかな
ひふ多り
いふたり
めで多く
めでたく
ふう婦と
ふうふと
奈りける
なりける
めで多し
めでたし
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めでたしめでたし
\/\/
めでたしめでたし
日本橋区馬喰町二丁目十四番地
編輯兼
出版人 綱島亀吉
御届明治十九年九月廿日
定價壹銭
(大意)
ゴンボの助太刀にて
退治し、隠居(のところ)へも
帰参がかない
二人はめでたく
夫婦となったのでした。
めでたし
めでたしめでたし
めでたしめでたし
(補足)
文章に難しいところはなさそうです。
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隠居のうしろの紅梅の屏風が引き立っています。福とおコマ夫婦、子猫も抱かれています。福の詫びをいれているニャァという声が聞こえてきそうです。
定価を壹銭としましたが、間違いかもしれません、安すぎます。今までの豆本だって壹銭五厘だったのですから。
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