P.4上段
(読み)
あさ者やく
あさはやく
おきて
おきて
志多くを
したくを
してむこうの
してむこうの
やまへ
やまへ
の本゛りて
のぼ りて
だんゞ と
だんだんと
さ可し
さがし
けれバやま
ければやま
ま多
また
(大意)
朝早く起きて支度をして
向こうの山へ登って
あちらこちらを探して
まわりました。
山また(山を)
(補足)
この頁も色鮮やかくっきりであります。
爺さんの着ているちゃんちゃんこは前頁のものと色柄がにていますが、異なっています。
襟巻きもして暖かそう、フカフカちゃんちゃんこはお出かけ用なのでしょう。
あしもとは、白足袋に草鞋。
杖もしっかり握っています。
「だんゞと」、変体仮名「多」ではなく平仮名「た」を使っています。
現在では使わない言い回しですが、 次々に続くさま、あれこれ、かさねがさね、の意。
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