P.7
(読み)
ぢゞい尓
じじいに
つゞら
つづら
を
を
あげましやう
あげましょう
と
と
いへバ
いえば
(大意)
じじいに葛籠(つづら)を
あげましょうと
いえば
(補足)
「ぢゞい尓」、変体仮名「尓」はアルファベット筆記体の「y」にそっくりです。平仮名「に」はめったに使われません。
P6P7見開き
踊っている若い娘雀は扇を舞い上げ、やや年増の雀は合いの手も楽しそう。
水色に紺の花模様、帯には梅の花模様、頭のテッペンにはお飾りがあります。
障子の桟も丁寧ですし下部の腰板部分も板目模様を描きいれてます。
大盆の上にはごちそうが、丸いのは煮物でしょう。
白い手の大きさと生々しさがきわだっています。
三味線の糸巻き部分もしっかり描き、見開きのどの部分をながめまわしても手抜きなどは微塵もうかがえません。
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