P.8上段
(読み)
ぢゞい
じじい
く多゛さる
くだ さる
奈ら王しハ
ならわしは
とし
とし
とつ多れバ
とつたれば
可るきを
かるきを
もらハんと
もらはんと
●
(大意)
爺い「くださるならわしは
年をとっているので
軽いものをもらいたい」と
(補足)
おしゃれな爺さんこの頁でも
衣裳総取っ替え。
着物の柄は卍になってしまいました。
「奈ら王しハ」、「王」が不鮮明でよくわかりませんが変体仮名「王」の輪郭がなんとなく読み取れます。
「もらハんと」、「ハん」が難しい。読みは「わん」ですから変体仮名「王」でもよいとおもうのですけど。
左上部の障子2枚を手前と奥にきちんと描き分けています。
紺の葛籠(つづら)の感触が上手です。
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