P.6
P.6上段後半
(読み)
めし
めし
つかへ
つかへ
者く
はく
「いハぶちさ満
いわぶちさま
者バ可り奈可゛ら
はばかりなが ら
おあいて尓く多゛
おあいてにくだ
さりませう
さりませう
奈らバあり
ならばあり
可゛とうぞんじ升
が とうぞんじます
(大意)
召し仕え白
「岩藤様
はばかりながら
お相手に
くださりましたならば
ありがたく存じます
(補足)
中老さらさは剣の心得がなく
その召し仕い白が代わって岩藤の相手をする場面です。
「つかへ」、「か」が変体仮名「可」ではありません。めずらしいです。
「おあいて尓」、「尓」は英文字筆記体の「y」です。「あ」は現在の「あ」とは印象が異なります。「お」に「丶」がないような形。
「升」、「ます」を「〼」と記号のような形で表すことはよく目にします。ここではそのまま漢字の「升」です。
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