P.10
(読み)
「奈尓を
なにを
こ志や
こしゃ
く奈
くな
「主人の
しゅじんの
可たきおもい
かたきおもい
しれ
しれ
(大意)
「何をこしゃくな
「主人の敵(かたき)
おもいしれ
(補足)
岩藤が刀を振り上げ、傘で防いでいるのは「主人の敵」を討とうとしている白。
他の頁にもありましたが、上部の横線がここにもあります。何のためかわかりません。
やはり前頁から絵師がかわったのではないでしょうか。
岩藤の描き方も着物に柄を入れたり、耳に赤を加えたり、筆のはこびが丁寧です。
背景の梅?や藁垣根なども手抜きしてません。
傘も立体感や質感がありしっかり描いてます。
「主人」、「人」が「へ」にみえるので、この2文字平仮名でなんと読むか悩みますが
漢字でした。「主」のくずし字を見たことがないとちょっと難しい。
「可たき」、ここでも「た」が平仮名です。変体仮名「多」ではありません。
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