2020年8月22日土曜日

豆本 兎のかがみ山 その17

 


P.12


P12下段


(読み)

さしあげ

さしあげ


志ゆつせ

しゅっせ


い多し

いたし


めで多し

めでたし


ゝゝゝ

めでたしめでたしめでたし



(大意)

差し上げ、

出世いたし

めでたし

めでたしめでたしめでたし



(補足)

「志ゆつせ」、そのまま平仮名通りに読むと、「しゆつせ」です。

上段でも「志ゆひ可く」(しゆひよく)があります。喋る言葉(口語体)と書き言葉(文語体)が一致しているというか一致させたくれた現代がありがたい。


 上部の1本or2本の横線ですが、板木の大きさが異なったためかもしれません。多色刷りですので数枚の板木を使うわけです。その大きさが普通ならみな同じなのですが、なぜか異なってしまった。

でもそんな初歩的な間違いはしないとおもうのでうけど。

うーん、やはりわかりませんね。



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