裏表紙
(読み)
帝国図書館蔵
(大意)
略
(補足)
陽刻か陰刻かそれとも透かし文字かはわかりませんが「乙」の字の書き順で「帝国図書館蔵」とあるのでこの裏表紙は享和2年のものではありません。
文中登場人物の口語体の会話が約220年前のものとはおもえないほど、現代にもってきても違和感がありませんでした。またくずし字などもこの後の時代のものより読みやすい印象があったのはどのようなわけでしょうか。
最終ページにご苦労さんと蕎麦が振る舞われていました。
本屋さんで働く人たちや彫師摺師絵師作家など職人さんの手当についてはふれられていませんが、稼ぎはよくなかったようです。
江戸時代後期から明治にやってきた外国人たちが一様に、彼らの稼ぎや地位が低いことに驚いていたとあります。
今後ますます、本屋さんは少なくなり書籍類も紙媒体でなくなってゆくでしょう。
15世紀のグーテンベルクの活版印刷技術の発明は学校で習うところですけど、それ以来約500年以上出版業界は基本的に変化していませんでした。活版印刷技術がそれほどに優れていたためかそれともそれに変わる印刷技術が発明されなかったのかは不明ですが、現在電子出版の台頭で変わろうとしていることだけは確かなようです。
しかし紙媒体は少なくなるでしょうがなくなることは決してないはずです。
一方で過去の貴重な古文書や書籍は電子アーカイブすることを加速させ、公開してゆくことを願っています。
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