2020年8月11日火曜日

豆本 兎のかがみ山 その6

 



P.4


(読み)

「コノいハぶち可゛

 このいわぶちが


ぞうりのせつ

ぞうりのせっ


可ん奈んと本ねミ

かんなんとほねみ


尓こたへ多可ア

にこたえたかぁ



(大意)

「この岩藤の草履の折檻

どうだ骨身にこたえたかぁ



(補足)

出だしの「コノ」がカタカナなのか漢字なのか最初わかりませんでした。

最後の「可ア」も「可」が「り」の可能性もあって悩む。


 岩藤の耳が折れているのか小さいのかわかりませんが、これでは白鼠ですね。

岩藤の表情もよくわかりません。

怒りに燃えているためか激しい折檻で着物が乱れているのか絵が荒い。


 背景の御簾も含めて、どこをみても色がはみ出していたり色の使い方が平面的だったりして、

雑です。


 草履の折檻なのだから、もっと草履を丁寧に描かなければいけないとおもうのですが。



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