P69 東京都立図書館蔵
P69_1
(読み)
信 濃 國 氷 中 八ツ目鰻 採 ノ圖
しなののくにひょうちゅうやつめうなぎとりのず
八ツ目鰻(ウナギ)ハ信 州 諏訪(スハ)の
やつめ うなぎ はしんしゅう すわ の
湖(ウミ)尓採(ト)るものを名 産 とす
うみ に と るものをめいさんとす
上 下 の諏訪一 里計 のあひ多゛
かみしものすわいちりばかりのあいだ
湖水(コスヰ)氷 尓て張 つめ多る上
こすい こおりにてはりつめたるうえ
尓小 家を営(イトナ)ミ漁 夫の休(イコ)
にしょうかを いとな みぎょふの いこ
ふ所 となし氷 上 耳薪(タキゞ)
うところとなしひょうじょうに たきぎ
を積(ツミ)焚(タキ)て所 々 尓穴 を穿(ウガ)ち
を つみ たき てところどころにあなを うが ち
延縄(ハヘナハ)尓共餌(トモエ)を付 て釣取(ツリトル)こと夥(オビタゞ)シ
はえなわ に ともえ をつけて つりとる こと おびただ し
又手(テ)操(久り)網(アミ)尓て石班魚(アカハラ)を採(トル)事
また て くり あみ にて あかはら を とる こと
お本し
おおし
(大意)
略
(補足)
「石班魚(アカハラ)」、『あかはら③〔繁殖期に腹部が赤くなることから〕ウグイの異名』。
八ツ目鰻は母が昔、目に効くからと干からびた黒っぽい棒状のものを食べてましたが、鰻とは名前ばかりで、まったくうまくもなく、はたして目にもよいのかどうかも疑わしい。
諏訪湖は御神渡りが有名で、中央高速で通りかかったとき偶然に目にしたことがあり、なるほど湖上を盛り上がった氷が裂け目のように走っていてギシギシと音が聞こえるような気もしました。
画の右側では焚き火が激しく燃え上がっていますが、この程度の火ではあまり暖かくなりそうもありません。それにしても漁をするから体を動かしているとはいえ、皆、薄着で素手、動いていないと凍え死んでしまうとおもいます。網を氷の下に通すだけでも一仕事。










































