2021年2月6日土曜日

豆本 金太郎山めぐり その8

P6

(読み)

けりこのや満尓

けりこのやまに


としふ可く

としふかく


春む

すむ


いの志ゝ

いのしし


(大意)

(追い散らしま)した。この山に

長年住む猪(いのしし)


(補足)

 鬼退治の次は山の主のような大猪。金太郎に首根っこを押さえつけられて目をむいています。猪の荒く太い針のような毛並みがとてもリアルです。金太郎の後には黄色くなったもみじの葉があります。

「春む」、変体仮名「春」(す)は「十」+「て」or「す」+「て」のような形。

「いの志ゝ」、変体仮名「志」(し)、平仮名「し」との使い分けは気分次第の感じです。

 

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