P12
P12竹内版
(読み)
志るところ
しるところ
奈り
なり
めで●
めで
●多し
たし
\/\/
めでたしめでたし
\/\/
めでたしめでたし
(大意)
しるところと
なりました。
めでたしめでたし
(補足)
金太郎生みの親山姥が雲上で金太郎を褒め称え寿ぐ舞をしているところでしょう。
佐藤新太郎版では最後の頁はやや力を込めたようで、着物柄や色に原画にない工夫をこらしています。
竹内版では扇の赤が背景と重なってしまったのは残念、山姥はあっさりした色の取り合わせが美しい。雲の濃淡も工夫したのでしょうか。また左手の指が袖からちらりとのぞいていますが、これは袖を握っている仕草を細かく描いたものです。凝ってますね。
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