P5
(読み)
[つゞき]
あま多の
あまたの
けものを
けものを
奈やませ
なやませ
志可バ△
しかば
△きん多らう
きんたろう
たゞひとり
ただひとり
尓てさん\゛/尓
にてさんざ んに
おいちらし
おいちらし
(大意)
たくさんの獣(けもの)を苦しめたので
金太郎はただひとりで
ひどい目にあわせ追い散らしました。
(補足)
変体仮名「多」(た)が常用ですが平仮名「た」もあります。
「きん多らう」、ここの「ら」と「う」のようにはっきり見分けられればよいのですが、「おいちらし」の「ら」となると「う」にも見えます。まぁここは文章の流れで「ら」とすぐわかりますけど。
P4P5見開き
輪郭線がはっきりしています。佐藤新太郎の豆本は輪郭線が明瞭なのと、ササッとなぞった感じのがあります。お弟子さん達の癖で異なるのかもしれません。P4の根方の色は忘れてしまったよう。
逃げる化け物たちのの視線は全員金太郎に集中しています。金太郎の体からは覇気が発散、戦いの声がきこえてきそうです。
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