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(読み)
のこ尓きん多らうといふ●
のこにきんたろうという
●く王い
かい
里起ぶ
りきぶ
そうの
そうの
こあり△
こあり
▽△あま多の[つぎへ]
あまたの
(大意)
の子に金太郎という
怪力無双の子がいました。
たくさんの
(補足)
文章を読む順序のために●、△などの印が文末に付いていますが頁をまたがることもあり、また[つぎへ][つゞき]となっているところもあります。記号は合印(あいじるし)などと呼ばれ、同じ記号の所へ続きます。
「のこ尓きん多らうといふ」「こあり」、に「こ」と「と」があります、似てるので注意です。2箇所に「う」がありますが最初のは「り」にもみえてしまいます。
「く王い里起」、一文字ずつ読めば「くわいりき」ですが現在では「かいりき」。「ぶそうの」、辞書で確かめたら「無双」(むそう)は(ぶそう)とも読むのでした。
平仮名「あ」はこの当時「お」から「丶」をとった形になります。
狐の綱渡り、ぶんぶく茶釜でもたぬきがやっていました。傘に扇子は定番です。尻尾のフサフサ感がいいですね。
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