2021年2月11日木曜日

豆本 金太郎山めぐり その13

P11

(読み)

[つゞき]

お本

おお


多こを

たこを


者りて古れを

はりてこれを


あげて奈ぐ

あげてなぐ


さむのち

さむのち


より

より


ミつ可

みつこ


うの

うの


可しん

かしん


と奈り

となり


きん

きん


ときと

ときと


(大意)

大凧を張って、これを揚げて楽しみました。

その後、頼光公の家臣となり

金時と


(補足)

 絵がやはり稚拙です。弟子にしてもちょっと下手すぎます。凧の下部の足なんて適当。大凧の絵も子どもの落書きのよう。

「者りて」、変体仮名「者」(は)は「十」+「て」のような形ですが、「む」の後半が下に流れている形のようなこともあります。「張る」は凧の糸をピンと張っているのか大凧をしっかりたわまないように張っているのかどちらかでしょう。

「古れを」、変体仮「古」(こ)。

「よりミつ可うの」、「可」が小さすぎてわかりにく。もう少し大きくしたのが2行あとの「可しん」。

 

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