P.9
(読み)
たく
たく
さん
さん
ある
ある
とかや
とかや
くハ
くは
ま多ハ
または
きう
きゅう
ようの
ようの
おり
おり
者せる
はせる
む満
むま
奈れども
なれども
い満のよ尓ハ
いまのよには
この馬 ハ
このうまは
奈し
なし
(大意)
(P8上段のつづき)
おおくあるという。
(P8下段のつづき)
くは、または急用の折
駆けつける馬のことであるが
今の世にこの馬はいない。
(補足)
P8の上段でもそうでしたが、平仮名「た」が使われています。そしてこの頁では平仮名「か」も。
「志ゆつくハ」、一晩考えましたが、うーん、わかりませんでした。宿題です。
「きうようのおり」、「う」がわかりずらい。
「む満」、「い満」、変体仮名「満」が「◯」+「☓」の記号のように見えます。
P8P9見開き
腰にさし後ろに流れているのは提灯でしょうか。その提灯のところから後ろに伸びているのは左手に持つムチでしょう。
野馬ののんびり優雅なたたずまいと対象的に早馬は武士も馬も死に物狂いの趣。
江戸時代、情報を早く伝える方法はいりいろあったようです。ここの早馬や他には早駕籠、早飛脚。
しかし、大阪の米取引相場では伝書鳩が早かったとか。また狼煙(のろし)という方法もよくつかわれていたとか。伝書鳩は今でも情報伝達の現役だそうです。