P5 国文学研究資料館蔵
(読み)
銅 山 鍛冶
可奈やま可ぢ
かなやまかじ
鋪 の中 尓て用 由る道 具あま多阿り皆 山 尓てこしら由るなり
しき 奈可 もち
しきのなかにてもちゆるどうぐあまたありみなやまにてこしらゆるなり
故 尓鍛冶屋を多てゝその職 人 を可ゝへ
由へ 可ぢ 志よく尓ん
ゆえにかじやをたててそのしょくにんをかかえ
あら多尓道 具をこしら由るのみ尓あら春゛
あらたにどうぐをこしらゆるのみにあらず
そ古ねやぶれ多るを奈於しつくらふ奈里
そこねやぶれたるをなおしつくろうなり
其 道 具能品 ゝ ハ次 尓絵図あり見合 春へし
その つぎ ゑづ
そのどうぐのしなじなはつぎにえずありみあわすべし
◯山 の役 人 あま多阿り
やまのやくにんあまたあり
鋪 役人 床 屋 手子 山 留 役人 焼 出 鉑 持 鍛冶
しき とこや てご やまどめ やき多し 者く毛ち 可ぢ
釜 大 工 素吹 大工 間吹 大工
可まだいく すぶき まぶき
(大意)
略
(補足)
「由」が変体仮名「ゆ」としてたくさん使われています。「由」の縦棒がギザギザのようになるのが特徴。
「道具」、道のくずし字はくずし字を学び始めたときに必ずえっ!とおもうような特徴的なかたちです。
「品ゝ」、品のくずし字は所とほとんど同じなので、文章の流れから判断するしかありません。
長谷川光信の人物全体の動作の所作や仕草などいまひとつというよりもそれ以前のレベルで、当時の絵師のなかでは下手くそな部類に入ると思います。表情、特に目の表現が独特です。
鉄を真っ赤にする炉の中の絵が奥の隅の縦棒を入れればよかったのにとおもいます。
それぞれ職人が何をやっているのかがよくわかって興味深い。

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