P.3 紙漉重宝記譜言 最初〜l.2まで
(読み)
紙 漉 重 宝 記譜言
可ミ春起てう本うきふ个゛(げ)ん
天 竺 尓天ハ古 しへ経文 を木の葉にかく 梵 語越貝 多羅葉 と唱ふ
てんぢく尓てハい尓しへきやうもんをこの者にかく。本゛んご越者゛いたらえうをと奈う。
唐 土 も昔 しハ木の葉削 竹 丹書 せし事 を伝ふ 本 朝 も大 化 白 雉 の頃
もろこしもむ可しハこの者さくちく丹しよせしことをつ多う。本んてうも多いく王者くをうのころ
(大意)
紙漉きの系図
天竺(インド)では、古代に経文を木の葉に書いた。この葉のことを梵語で貝多羅葉と呼んだ。
唐(中国)も昔は木の葉や竹を削ったものに書いたと伝わっている。我が国でも大化・白雉(はくち)の頃、
(補足)
「葉」のくずし字、「義」の上の部分 + 「ふ」、覚えるしかありません。
唐土の「土」が、「士」になってます。小学校のときに下の部分が長いか短いかでバツになった人は大勢いるとおもいます。木版刷や手書きの古文書の文献はそんな細かいことにこだわりません。
カッコイイ感じかどうかだけ、みえにこだわります。
「伝」のくずし字は人偏はわかりますが旁が読めません。次に出てきたときも自身があまりないです。
「朝」はなんとなくわかります。旁の「月」は頻出でいくつかのくずし方があるので、しっかり印象づけます。
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