2018年8月23日木曜日

紙漉重宝記 その13




P.6 全部


(読み)
真楮 苧之図
ま可うそのづ


可ミくさ
かみくさ


(大意)
図そのままです。


(補足)
「苧」の漢字が原本では「艹」+「宇」となってます。「丁」、「干」の違いです。
「図」が楷書で「圖」ときれいに記されてます。
現代では「づ」ではなく「ず」です。恥ずかしながらよく間違えます。

 このあとに楮の育て方、手入れの方法が詳しく説明されますが、
地面近くで、主幹が切られ脇枝を育てているのが意識的に描かれています。

 「楮」という漢字が、ケンペル(Kaempher)が1702年に自費出版した「廻国奇観」の中に出てきます。紙の作り方についてとても詳しく説明しています。




 オランダのレンブラントが銅版画で日本の和紙を使っていました。




0 件のコメント:

コメントを投稿