2021年1月23日土曜日

豆本 金太郎咄し その8

P5

P4P5見開き

(読み)

[つゞき]奈るうハ

     なるうわ


者゛ミ可゛いでゝ

ば みがいでて


けらいのうさ起゛

けらいのうさぎ


のまれ志可バ△

のまれしかば


(大意)

(大きな)大蛇があらわれて

家来のうさぎが

のまれたときには


(補足)

最初「可ハ者゛ミ」と読んでしまい、辞書で調べてもないし変だなと。「可」ではなく「う」でありました。「可」はこのあと「者゛ミ可゛」「志可バ」に、「う」は「うさ起゛」にあります。

絵を縦にしたなら、文章も右に90度回転させればよかったのにとおもうのですが、なにかできない理由でもあったのでしょうか。彫りの作業で何かしらの制限があったのかもしれません。

木の幹の幅広の黒の柄は細い線まで描かれています。また落下中の鳥の尾羽根も同様です。色ズレはなく完璧な仕上がりになってます。

 

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