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後半
(読み)
りゆうといふいぬいでき多り
りゆうといういぬいできたり
やう春をきゝてくまのふぎ
ようすをききてくまのふぎ
をいきどふり多ちまちく満
をいきどうりたちまちくま
を可ミ多をしおこ満を多すけ◯
をかみたおしおこまをたすけ
(大意)
りゅうという犬があらわれて
いきさつを聞きクマの不義
にいきどおり、あっという間に
クマを噛みたおし、おコマを助け
(補足)
「やう春」、変体仮名「春」(す)は「十」+「て」のようなかたち。「多すけ」のように平仮名「す」もあり、共存してます。平仮名「ま」も変体仮名「満」(ま)があり、両方共存。
文章拡大画像背景の草地が非常に細かい細線で描かれているのがわかります。
3人の着物の輪郭線がふっくらと柔らかいのが印象的です。
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