P7
(読み)
[つゞき]
まさ加りを
まさかりを
もつてうハ者゛ミを多いじ
もってうわば みをたいじ
奈すや満
なすやま
をくへハ
をくへは
お尓可゛
おにが
いでゝけ多゛
いでてけだ
ものを
ものを
あらせし◯
あらせし
(大意)
まさかりを
持って大蛇(うわばみ)を退治
しました。山奥では
鬼が出て、獣(けだもの)たちを
襲って
(補足)
「まさ加りを」、平仮名の「か」とおもいましたがよく見ると変体仮名「加」のようです。
「もつて」、平仮名「も」にみえませんが、「し」のようにかきだして下端で急カーブで左上に上がりすぐに右回りにまわってそのまま下へながします。最後から2行目「ものを」のほうが「も」らしくみえます。
「や満」、変体仮名「満」(ま)があるので「や」とわかります。これだけだったら「つ」にもみえてしまう。
P6P7見開き
この見開きも色ズレはなく摺りは完璧です。5つの提灯の背景はちゃんと青ですが、花火の赤と黄色の炎の背景は彫りがわずらわしかったのか手抜きしてしまったようです。提灯の上の箱には足柄山?が描かれています。花火の支柱に紅白の帯まであります。狐の笑顔がほほえましい。
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