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(読み)
◯可バ
かば
きん多ろう[つぎへ]
きんたろう
[つゞき]
ひとり
ひとり
尓て
にて
を尓を
おにを
ミな
みな
ごろし尓
ごろしに
奈すよ里ミつこう
なすよりみつこう
のけらいと奈り
のけらいとなり
て奈をさ可多
てなをさかた
のきん
のきん
ときとあらため
ときとあらため
(大意)
(襲った)ので、金太郎は
ひとりで鬼を皆殺しにしました。
頼光公の家来となり
名を坂田の金時とあらため
(補足)
この頁では鬼ではなくうわばみ(大蛇)退治のところです。金太郎の両脚の描き方が佐藤新太郎らしさが出ています。まさかりの大きいこと、また柄と刃の接合部分まで細かく描き、手元部分もしっかり描いています。うわばみの背の鱗(うろこ)、腹の紅白、顔もおどろおどろしい。
「よ里ミつこう」、里とミがつながって読みづらい、話の内容を知っていたので読めました。
最後の行に平仮名「た」があります。
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