2021年1月21日木曜日

豆本 金太郎咄し その6

P.3

P2P3見開き

(読み)

[つゞき]

多まごをうミし△

たまごをうみし


△をふり

 をふり


おとして

おとして


つかまい

つかまい


けるま多

けるまた


(大意)

生んだ卵を振り落として

つかまえました。

また、


(補足)

「つかまい」、の「か」が算用数字「5」に見えます。「か」でないとしたらなんでしょう。この頁の文章の絵は次頁になり、卵からかえったばかりのひなをつかまえているところの絵があります。

 童謡にあるように「熊にまたがりお馬の稽古」の図。手綱は風呂敷を絞ったような感じ。猿と兎はその両脇に、先頭は毛槍か幟をもつ犬と狐。この豆本の出版は明治18年ですから、この当時、本物の大名行列を見た人はたくさんいたでしょう。子どもに読み聞かせているときに大人がその話をしたかもしれません。


 

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