P.4 1行目〜3行目。「飯能市立博物館所蔵浅海公介家114号文書」
(読み)
打 殺 切 殺 候 共 不苦 候 間、 役 人 共 主 立
うちころしきりころしそうろうともくならずそうろうあいだやくにんどもおもだって
手筈 取 極 置、手抜 無之 様 可致 候、
てはずとりきわめおきてぬかりこれなくよういたすべそうろう
一、 米 價を始 諸 色 格 外 高 直二至 り詰
ひとつ べいかをはじめしょしきかくがいたかねにいたりつめ
(大意)
打ち殺そうと切り殺そうともかまわないので、村役人たちがおもだって
手はずをしっかりとととのえておき、手抜かりのないようにしておくこと。
ひとつ 米の価格をはじめ諸物価ことのほか高値になりつめ
(補足)
「殺」が続けて出てきてます。パッと見た目「殺」にはみえません。二番目の「殺」のあとに「、」があるように見えます。なので「候」としました。
「取」、ずいぶんと小さい。
「可致候」、この「致」はわかりずらい。
「色」、いままで何度も出てきたはずですがあまり注意してませんでした。
くずし字は「々」の下に「五」のくずし字。
「格外」、今でも「規格外」のように使いますが、はじめて出てきた単語です。
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