P.3 4行目〜6行目。「飯能市立博物館所蔵浅海公介家114号文書」
(読み)
發 起押 来 何 様 猛 威ヲ振 ひ候 共
ほっきおしきたりなにざまもういをふるいそうろうとも
差 加 り候 ハ勿 論、聊 動 揺 不致
さしくわわりそうろうはもちろんいささかもどうよういたさず
村 方 丈 之カ ヲ以 相 防、 若 手余 り候 ハヽ
むらかただけのちからをもってあいふせぎもしてあまりそうらわば
(大意)
発起して押寄せ、どのような激しい勢いであったとしても
仲間に加わることはもちろん少しも動じることなく
村のものだけの力でこれらを防ぎ、もしも手にあまるようなときには
(補足)
「發起」、「発」の旧字「發」のくずし字。「起」の「走」は流れてませんが、一行目行末「趣」ではながれてました。流れないほうが多そうです。
「何」、これ一字だけ見つめてもすぐにはわかりにくそう。
「勿」、一画目「ノ」がでかい。
「聊」(いささか)、よくでてきます。
「丈」、〜だけ(限定の意)の音の当て字でしょうか。
読みやすい安定した手跡が続きます。
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