2026年2月12日木曜日

繪本寶能縷 その8

 

P7 国文学研究資料館蔵

絵本直指寳(えほんねざしだから)P7

(読み)

かゐこやしない草 㐧 七

かいこやしないそうだいしち


蚕  種 を

可いこ多年

かいこだねを


とることハ

とることは


蔟   物 より

ま由者りもの

まゆはりものより


取 時 形  乃

とると起可多ち

とるときかたちの


よ起蚕  をゑらんで

  可いこ

よきかいこをえらんで


糸 尓てくゝり

いと

いとにてくくり


釣 置 ハ蛾  の

つりをけ ひゞる

つりをけばひびるの


蝶  尓奈り出 る

て ふ

ちょうになりいずる


牝牡を一ツ尓して

めを

めをひとつにして


紙 耳移 し置 バ

可ミ うつ をけ

かみにうつしおけば


段  々 子を産 付 る奈り

多゛ん\/こ うミつけ

だ んだんこをうみつけるなり


これをうハ子といふ

     こ

これをうわこという


北 尾重 政 画

きたおしげまさえ

(大意)

(補足)

 本文は原本と全く同一。

画は原本の左頁の庭の松や花を、三人のお姉さんがいる座敷の縁側の庭にもってきました。

 お姉さんたちは、タスキもはずして蛾とたわむれて楽しそうに過ごしているところ。立ち姿のお姉さんの着物柄が蚕蛾になっています。

 3人ともに体の線がやわらかくなめらかに描かれていて、蚕を世話する農夫にはとてもみえません。


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