P35 国立国会図書館デジタルコレクション蔵
P35_1
(読み)
日 州 緑 礬 製 之圖
にっしゅうりょくばんせいのず
緑(ロヨ)礬 ハ山 谷より磐石(ハンセキ)を掘(ホリ)
りょくばんはさんやより はんせき を ほり
出し則 ち白 きハ明礬(ミヤウバン)と奈し
だしすなわちしろきは みょうばん となし
其 色 青 きを粉 尓奈して水 を
そのいろあおきをこなになしてみずを
そゝぎ腐廃(フハイ)し多るを伺(ウカゞ)ひ
そそぎ ふはい したるを うかが い
て是 を釜 尓入 てせんじ
てこれをかまにいれてせんじ
その泡(アハ)をとりて乾(カハカ)し多る
その あわ をとりて かわか したる
毛能なり上 等 ハ紺手(コンデ)と
ものなりじょうとうは こんで と
呼(トナヘ)て薬(ヤク)用 と奈し下等 ハ浅(アサ)
となえ て やく ようとなしかとうは あさ
黄(キ)手と呼 て染汁(ソメシル)尓用 ゆ
ぎ てととなえて そめしる にもちゆ
(大意)
略
(補足)
「日州」(にっしゅう)、日向国。宮崎県。
「堀」、岩を「掘る」の意味なので正確にはこっちの手偏「扌」。ここの土偏「土」はお城の「堀」。
わたしが子どものころ、家に大きい袋いっぱいの明礬(みょうばん)があって、夏になると母はその袋に手を突っ込んで、明礬を握りしめ、脇の下とその周辺に塗り込んでいました。なので夏の母の脇の下周辺は白粉(おしろい)を塗ったように白かったのを思い出しました。
現在では各種メーカーから様々な制汗剤や消臭剤などが販売されていますが、薬局で購入する明礬一袋のほうがずっと安上がりで、効果は絶大です。
季節は春から夏のよう。女、子どもがひとりもいません。鉱山なので厳しい労働環境だったのでしょうか。













